貰えると思っていたものが、貰えなかったり、
他の人が貰えたものが、自分は貰えなかったり、
そうしたときに、「損したーー。」と、よく 聞くことがありますが、
実は、それは、何も 変わっていないだけ。
損も得も していないだけ なんです。
もともとの状態を考えれば、「損したーー。」という感覚には
ならないと思います。
また、周りの人達が 貰ったから、貰っていないから、
とかでは、自分の損得は 変わらないのである。
相対的に自分を推し測ると、よく陥る錯覚です。
自分を絶対的に測っていると、そういう 自分とは関係の無い ところでの
一喜一憂というものは 無くなるのだと思います。
何かを頂いて喜ぶというのは、良いこと だと思いますが、
自分が貰えていないだけで、(損をしたと錯覚して)ネガティブな感情になる ということは、マイナスなのだと思います。
〔こういう心理は働きやすいものだと認識して、
他の人に対しては、無理な期待は 掛けさせない というのも
優しさ なのかもしれせん。〕
ワンちゃんに、エサが無いのに、エサを あげる振りをする、
というのは 可哀想なのと 同じです。
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ちなみに、
「幸福感」も、相対的に考えると、錯覚に陥ります。
もともと「幸福感」というのは、その人自身が感じているもの。
当然、
何に 対して「幸福感」を感じるのか、
どのくらいの量に 対して「幸福感」を感じるのか、
は、その人自身でしか 分からないことです。
他の人の意見や、他の人の価値観に
左右されると、錯覚に陥ります。
自分の「幸福感」ではない、他の人の「幸福感」を(憧れて)追い求めても、
(本来の)自分の求めている「幸福感」ではないので、
満たされることも ありません。
また、他の人の「幸福感」を、追い求めるという行為は、
(当然ながら)自分自身に対して、違和感が生じ、
無理が生じているのである。
〔本来の 自分のもの ではないので、その幻想の「幸福感」を達成できるかは疑問もありますが。〕
↑ 自分の人生のカリキュラムに 無いものを追い求めても、
人生が その様に 組まれていない ケースが、多いんです。
そして、それを追い求めても、口渇感(こうかつかん)を感じるだけ なのだと思います。
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話を元に 戻して、まとめ ます。
- あなたが 期待をしていた状況に (仮に)ならなかったとしても、別に変っていないだけ。〔もともとの状態 なだけ。あなたは傷付けられていません。〕
- 周りの人の 上がり下がりが、あなたの絶対的なもの には影響を与えません。〔あなたは、もともと価値のある存在です。〕
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《自分を絶対的に測って、あなた自身の「幸福」へ進んで行くには、》
自分の「感情」とか「感覚」というものは、
今、感じている、あなた自身の中にしか、ありません。
それを、誰かの価値観や、世の中の常識など というものに、
委ねてしまっていると、ズレが生じてきて、知らぬ間に、
本来の自分とは かけ離れたものとなってしまいます。
今、あなたが 感じていることが リアル なんです。
それを、あなたの求めている (本来の)もの と
思えずに(思いたくなくて)、目を背けてくなる人も、
中には いるでしょう。
それは、
今まで、あなたが教えられてきたものとは違うかもしれません。
あなたの周りの人達とは違うものかもしれません。
あなたの常識とは違うかもしれません。
ですが、
今現時点での、あなたの リアル です。
〔この、「今現時点の あなたの リアル」は、もう既に
素晴らしいもの なんです。あなたの 今までの固定観念によって、
それを どのように見て、どう感じるかは分かりませんが、
「あなたの リアル」は、もう既に 素晴らしい。〕
この、本来の自分自身の 心の声を、
正直に、素直に、丁寧に聞いてゆく。その様に 行動してゆく。
そうすることが、
あなたが、一番 あなたらしく、
あなた自身の「幸福」に近づいてゆく
ということなのだと思います。
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