三方良しは、なぜ良いか?

三方良し。

「三方良し」とは?

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まずは、「三方良し」という考え方〔哲学、道徳、倫理〕とは、

どういうものなのか? ご紹介して ゆきたいと思います。

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 goo辞書さんの表記を お借りしてゆこうと思います。〉

三方良し(さんぽうよし) の意味


「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。

売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。

近江商人の心得をいったもの。

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「三方良し」は、ビジネス本に よく出てきますので、商売をしている人は、知っている方も多いと思います。

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※ちなみに、「近江商人(おうみしょうにん)」とは、中世から近代にかけて活動した 滋賀県 出身の商人のことです。

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「三方良し」が、なぜ良いのか?

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それでは、「三方良し」という考え方が、なぜ良いのか? に ついて、

(私が理解している 範囲で)お伝えして ゆこうと思います。

猿田彦さま

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まずは、「売り手良し」(自分良し)

(商いをやる以上、)自分[自社]が良しでないと、商売は成り立たない。

自らが 利益を得て、(商いを)継続してゆくことが大事。

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そして、「買い手良し」(相手良し)

相手[取引先、お客様]に とっても良い取り引きではない場合は、お互いに とっての良い取り引きではないので、

(その関係の)継続性が無くなってしまう。〔ここの間での取り引きは中断してしまう。〕

故に、(相手との商売を継続するためにも)相手に とっても良い取り引きでなければならない。

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そして、「世間良し」

その商い自体が、自分と相手の双方のみに とって良い取り引きだが、世間の人様に とって、害のあるものであってはならない。

人間の社会は、自分と相手のみで成り立っている訳でないので、世間(地域)の方々とも密接に関係しています。

なので、その商いが、世間(地域)の方々に とっても利益の あるものであれば、世間(地域)の活性化に繋がり、回りまわって、自分の商いにも良い影響をもたらすことになります。

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※誰かを 貶めなければ、自分が 豊かにならないと勘違いしている人も たまに見かけますが、私は その考えは違うと思います。

人間は 一人では生きられないもの。人間は 社会を形成して、お互いに(それぞれが)密接に影響し合い、関係性を持ちつつ、生きてゆくもの だと思います。

なので、自分も豊かになる必要は ありますし、相手も豊かになる必要が あります。そして、世間としても豊かになる必要が あるのだと思います。

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