豊かさの共有。

 

昔に見た、テレビの(素晴らしい方々を取り上げている)番組で、

海外の一流のシェフが出ていました。

 

そのシェフは、お弟子さんに

自分の技術を全て教えているそうです。

 

 

そして、インタビューに対して、

「自分の持っている技術を全て教えてゆくことで、

(自分の地位が脅かされるという)怖さはない。」と

答えていました。

 

 

「自分の技術を全て教えてゆくことにより、

新たな発想が生まれてくるんだよ。」と。

 

〔↑全てを教えても、どんどん新しい発想が自分に生まれてくる。〕

 

 

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それを見たときに、とても感銘を受けたことを今でも鮮明に覚えています。

 

当時の私は、とても保身的で、

自分の技術や知識やお金、時間、など

とても利己的に考えていて、

それらを他の人に与えることは考えていなかったのは もちろん、

奪われないようにと考えていました。

 

 

なので、

もちろん、〔貧しくはなかったですが、〕

(物心 共に)豊かであったか?と聞かれると、違う状態でした。

今 考えると、とても、必死だったんでしょうね。(^^;

 

 

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そのテレビ番組を見たときに、思い出したことがありました。

 

それは、私がまだ小さな子どもの頃、

父親と二人でお風呂[浴槽]に入っていたときに、教わったことです。

 

父は、お風呂のお湯を 両手で押し出すようにしてみせて、

こう言いました。

 

 

「外に出すと、回りまわって、自分に還ってくるんだよ。」と。

 

 

確かに、前に押し出したお湯は、浴槽の端に当たって、

左右から自分の元へ返ってきていました。

 

 

当時の私は小さかったので、父の伝えたかったであろう

本当の意味までは理解せず、「お湯」の動き という程度で、

へー、と理解しただけでしたが、

 

大人になって、思い返して、そのときに、

なるほどなぁぁ~~っ、と感じたことを覚えています。

 

 

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我々は、元は[本来は]一つのもの[ワンネス]なので、

誰かから奪おうとすると、自分は貧しくなるし、

誰かの幸せを願うこと、誰かが豊かになるようにお手伝いすること、

は、〔結果として、〕自分の幸せや豊かさにつながるのだと思う。

 

 

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「情けは人の為ならず」も、同じことを言ってますよね。 (^^)

 

 

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〈リブログ〉

近道は遠回り。

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〈 Macoto SeimoriによるPixabayからの画像 〉

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