行きたい場所へ行くために。

人生には、ときどき、こんなふうに思う瞬間があります。

「私は、本当にこの道を歩みたいと思っているのだろうか。」

仕事や人間関係、夢や目標。

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一生懸命頑張っているはずなのに、心のどこかで小さな違和感を覚えることがあります。

もちろん、その道が間違っているということではありません。

今まで歩んできた道には、その時々のあなたにとって大切な意味があったはずです。

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だから、過去の自分を否定する必要はありません。

ただ、もし今、少しだけ立ち止まりたくなったのなら。

一度、自分自身に問いかけてみてもいいのかもしれません。

「これは、本当に私が望んでいることなのだろうか。」

もしかすると私たちは、知らず知らずのうちに、

「こうあるべき」

「こうしなければ認められない」

「もっと頑張らなければ価値がない」

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そんな考え方を、少しずつ身につけながら生きてきたのかもしれません。

その一つひとつは、あの頃の自分を守るために必要だったものだったのでしょう。

だから、責める必要はありません。

あの頃のあなたは、あの頃のあなたなりに、一生懸命生きてきたのですから。

そして今、もしその中に、もう役目を終えた思い込みや固定観念があるのなら、

「今までありがとう。」

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そんな気持ちで、少しずつ手放してみてもいいのかもしれません。

すると、その奥でずっと静かに待っていた、本来のあなたが、少しずつ姿を見せてくれる。

私は、そんなふうに感じています。

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人は、何かを付け足さなければ価値のある存在になれないのではありません。

もともと、その人だけの魅力や美しさを持っています。

ただ、それに気づかないまま過ごしてしまうことがあるだけなのかもしれません。

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だから私は、この記事を通して、何か新しい答えをお伝えしたいわけではありません。

あなたの中に、もともとあるものを、一緒に見つめ直す時間になれば嬉しいと思っています。

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この記事に書かれていることが、すべての人に当てはまるとは限りません。

けれど、もし今、人生のどこかで立ち止まっているあなたにとって、この文章が自分自身を見つめ直す、小さなきっかけになれたなら、とても嬉しく思います。

この記事では、「本来の自分」とは何か、そして自分らしく人生を歩むためのヒントについて、一緒に考えていきます。

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第1章 「あれ? 本当に私はこれを望んでいるのだろうか?」

私たちは普段、「自分で考え、自分で選んで生きている」と感じています。

もちろん、それはとても大切なことです。

けれど、人生を振り返ってみると、こんな経験はないでしょうか。

「本当は違うことをしたかったのに、周りの期待を優先していた。」

「みんながそうしているから、自分もそうするものだと思っていた。」

「頑張っているのに、なぜか心が満たされない。」

そんな経験が、一度くらいはあるかもしれません。

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それは、あなたが弱いからでも、間違っているからでもありません。

私たちは生きていく中で、家族や学校、社会の中から、たくさんの考え方や価値観を学びます。

そのどれもが、その時々の自分を守り、成長させてくれた大切なものです。

だから、今までの人生を否定する必要はありません。

でも、人生には、ときどき立ち止まって、自分に問いかける時間も必要なのかもしれません。

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「これは、本当に私が望んでいることなのだろうか。」

「私は、誰かになろうとしているのではないか。」

「ちゃんと、本来の自分として生きようとしているのか。」

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この問いに、すぐ答えが見つからなくても大丈夫です。

長い間、周りの期待や「こうあるべき」という考えの中で生きてきた人ほど、本当の自分の声は静かで、小さなものかもしれません。

だからこそ、焦らず、少しずつ耳を傾けていけばいいのだと思います。

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本来の自分の声は、大きな声ではありません。

「こっちへ行きなさい!」

と叫ぶものでもありません。

どちらかというと、

「私は、こっちが好きだな。」

「なんだか、この時間は心地いいな。」

そんな、静かでやさしい声です。

だから、忙しい毎日の中では、その声に気づきにくいこともあります。

頭で考えることも、とても大切です。

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でも、ときには、心や身体が感じている小さな声にも、耳を傾けてみませんか。

その小さな声の先に、本来のあなたが大切にしたいものが、そっと待っているのかもしれません。

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「本来の自分の声は、大声ではなく、静かで優しいもの。」

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第2章 身体や無意識は、もう一つの答えを知っていることがある

私たちは普段、「頭で考えて決めている」と思っています。

もちろん、それはとても大切なことです。

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けれど人生には、

「なぜか、こちらを選んでよかった。」

「理由は説明できないけれど、自然と身体が動いた。」

そんな経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

頭では迷っていたのに、不思議なくらい自然に行動できた。

あとから振り返ると、それが自分にとって最善の選択だった。

そんな経験です。

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私は、人には頭で考えていることだけではなく、身体や無意識が感じ取っているものもあるのかもしれない、と感じています。

例えば、身体の反応を観察する方法の一つとして、Oリングテストというものがあります。

また、武術研究者の甲野善紀さんは、とっさの場面で自然に働く人間の力を「我ならざる我」という言葉で表現しています。

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どちらも、「人には、自分でも気づいていない働きや可能性があるのかもしれない」という視点として、とても興味深いものだと私は感じています。

もちろん、その受け止め方は人それぞれです。

すべての人に当てはまるとは限りませんし、科学的な見解にもさまざまな考え方があります。

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ですから、ここでお伝えしたいのは、

「これが正しい」と言いたいのではありません。

もし、あなたの心に響くものがあれば、一つの考え方として受け取っていただけたら嬉しいです。

大切なのは、名前ではありません。

「魂」

「直感」

「無意識」

「身体感覚」

どの言葉を選ぶかよりも、

自分自身と向き合うこと。

そして、

自分の心や身体が、静かに伝えてくれている声に耳を傾けること。

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その時間が、本来の自分を知るための、小さな入り口になるのかもしれません。

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第3章 運命は、すべて決まっているわけではない

ここまで、「本来の自分の声」について考えてきました。

では、その声に耳を傾けながら人生を歩むことは、どのような意味があるのでしょうか。

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私は、そのことを考えるとき、松下幸之助さんの人生観を思い出します。

松下幸之助さんは、人生についてこのような考え方をされていました。

「人生には、自分では変えられない部分もある。けれど、自分の努力や考え方によって変えられる部分もある。」

細かな表現はさまざまに伝えられていますが、私はこの考え方に、とても深い知恵を感じています。

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もし心に響く部分があれば、一つの考え方として受け取っていただけたら嬉しいです。

人生は、すべて自分の力だけで作れるものでもなければ、すべてが最初から決まっているものでもありません。

私たちは、それぞれ違う環境に生まれ、違う経験をし、違う個性を持っています。

それは、自分では選べなかった部分かもしれません。

けれど、その中で何を感じ、何を選び、どんなふうに歩んでいくか。

そこには、私たち自身の意思が生きています。

だから私は、

運命を否定しない。

でも、運命にすべてを委ねない。

その間にある、

「与えられた人生を、自分らしく育てていく。」

という考え方を大切にしたいと思っています。

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人生は、「誰かのようになること」を目指す旅ではなく、

「本来の自分として、与えられた人生を育てていく旅」

なのかもしれません。

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では、自分らしく人生を育てていくためには、まず何から始めればいいのでしょうか。

それは、誰かの答えを探すことではなく、

自分自身を知ること。

なのかもしれません。

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第4章 だからこそ、本来の自分を知ることが大切になる

ここまで読んでくださったあなたは、こんなことを感じているかもしれません。

「本来の自分って、どうすれば分かるんだろう。」

その答えは、どこか特別な場所にあるわけではないと、私は思っています。

本来の自分は、どこか遠くにいる存在ではありません。

もともと、あなたの中にいます。

「本来そこにあったものに、少しずつ気づいていく。」

ただ、長い人生の中で、

「こうあるべき」

「もっと頑張らなければ」

「私はまだ足りない」

そんな思い込みや固定観念が少しずつ重なり、本来の自分が見えにくくなってしまうことがあります。

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だから、本来の自分を見つけるというよりも、

思い出していく。

そんな感覚の方が近いのかもしれません。

では、そのためには何をすればいいのでしょうか。

難しいことを始める必要はありません。

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まずは、自分にこんな問いを投げかけてみてください。

私は、何をしているときに自然と笑顔になれるだろう。
どんな時間に心が穏やかになるだろう。
何をして、ワクワクするだろう。
何を大切にして生きていきたいのだろう。

すぐに答えが見つからなくても大丈夫です。

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少しずつ、自分と対話する時間を持つこと。

その積み重ねが、本来の自分を思い出すことにつながっていくのだと思います。

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人は、何かを付け足さなければ価値がない存在なのではありません。

もともと、その人だけの魅力や美しさがあります。

だから、自分を無理に変えようとしなくてもいい。

誰かになろうとしなくてもいい。

少しずつ、自分の中にもともとあったものに気づき、それを大切に育てていく。

それだけで、本来のあなたらしさは、自然と人生に表れてくるのだと思います。

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第5章 本来の自分と同じ方向を向いたとき、人生は少しずつ動き始める

人生には、夢があります。

仕事があります。

大切な人との出会いがあります。

豊かさがあります。

私たちは、それらを手に入れるために、一生懸命努力します。

もちろん、その努力は決して無駄ではありません。

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けれど、私は思うのです。

本当に大切なのは、「何を手に入れるか」だけではなく、

自分自身が「どんな自分として歩んでいくのか。」

なのではないでしょうか。

行きたい場所というのは、遠くにある成功ではなく、

本来の自分として生きられる場所(心が満たされる場所)。

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そこへ向かって歩き始めたとき、人生は少しずつ動き始めます。

夢も。

仕事も。

人との出会いも。

豊かさも。

本来の自分と同じ方向を向いて歩む中で、少しずつ育まれていくものなのかもしれません。

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花は、自分が花であることを証明しようとはしません。

ただ、自分の季節が来たときに、静かに咲きます。

人も同じなのだと思います。

本来の自分に気づき、その方向へ歩き始めたとき、人生は無理に輝こうとしなくても、自然とその人らしい花を咲かせていきます。

その花は、自分だけを幸せにするものではありません。

家族へ。

友人へ。

職場へ。

地域へ。

そして、まだ出会ったことのない誰かへ。

静かな波紋のように、やさしく広がっていきます。

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だから、本来の自分として生きることは、自分の人生を幸せにするだけではなく、

誰かの人生にも、そっと光を届けること。

なのだと、私は思っています。

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人生は、誰かになるための旅ではありません。

本来の自分へ還っていく旅です。

あなたは、何かを付け足さなければ価値がない人なのではありません。

もともとあなたの中にある素晴らしさに気づき、それを大切に育てていく。

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そのことが、あなた自身を幸せにし、その幸せは、やがて周りの人へもやさしく広がっていきます。

あなたは、誰かになるために生まれてきたのではありません。

あなたとして咲くために、生まれてきました。

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この記事に書かれていることが、すべての人に当てはまるとは限りません。

けれど、もしあなたが今、人生のどこかで立ち止まっていたとして、この文章が自分自身を見つめ直す小さなきっかけになれたなら、とても嬉しく思います。

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そして、最後に、あなたへ。

あなたには、新しい価値を付け足す必要はありません。

あなたの中にもともとある美しさに気づいてあげて、それを磨きあげてください。

一人ひとりの中には、もともとその人だけの美しさがあります。

その美しさは、誰かと比べるものではありません。

本来の自分に気づき、その人らしく生きることで、自然と人生に表れてくるものです。

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そして、その人らしい輝きは、自分だけでなく、家族や友人、職場、地域、そして社会へと、静かに広がっていきます。

私は、そんな優しい波紋が広がる世界を信じています。

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○ 古武術の甲野善紀(こうのよしのり)先生の「我ならざる我」について、もっと詳しく載っています。↓(P22)

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○ 松下幸之助さんの「人生の8割は決まっている。残りの2割をどうするか?で人生が変わってくる。」という趣旨の事が記載されている本はこちら。↓ もっと詳しく書いてあります。

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