毘沙門天さん
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あなたと 私の間には、
あなたから見える世界と、
私から見える世界が ある。
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あなたから見える 世界は、
あなたの ものであるし、
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私から見える 世界は、
私の ものである。
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互いが互いのものに 介入しようとすると、
軋轢は生じるものである。
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即ち、目の前のものは、
あなたの ものと感じているが、あなたの ものではないのである。
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あなたが、優に 手にすることが出来ることでさえも。
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あなたが(本当の意味で)所持しているものは少ないのである。
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あなたは、あなたが所持しているものを 磨けばいい。
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その 輝きを磨くことでより高めてゆけばいい。
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そして、
そのものは 宝となる。
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何事にも得難い 宝である。
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あなたは、
その 輝きを大切に磨いてゆけばいい。
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その先に、
あなたという 徳が表れる。
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そして、その 徳を成し、
あなたの然るべき 行動を取ればいいだけである。
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あなたは期待されている程に、
あなた自身を 育む行為を行う。
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あなたが照らす 光は、
あなた自身から生み出された ものであり、
あなたによるもの 以外の ものでもある。
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そのことを忘れては ならない。
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あなたは あなた自身であり、
あなたを作ったものもいるのだ。
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あなたが今、幸せに暮らしているのなら、
あなた自身に 施してきたことが正しかったのである。
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そしてまた、
あなたの周りの方々との 関係も良かったのである。
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それらを
感謝することである。
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あなたは、
あなた自身にも 感謝をすべきであるし、
あなたの周りの方々にも 感謝をすべきなのである。
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それらは、回り回って、
あなたの元へとやってくる。
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あなたという 徳分に加算される。
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そういったもの。
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